<ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ:日本32-17サンウルブズ>◇12日◇静岡・エコパスタジアム

過去最高の8強入りを果たした19年W杯日本大会以来、601日ぶりの実戦に臨んだ日本代表が、逆境を跳ね返して白星を手にした。

フランカーのリーチ・マイケル主将(32)は「待ち切れなかったです。コロナで集まったり、試合をするのに時間がかかったけれど、今日やっと皆さんの前でプレーできてうれしいです」とファンに呼びかけた。

前半は2トライ2ゴールを許して3-14。劣勢を強いられたが、後半20分にモールからトライを奪って4点差に迫った。同25分にはCTB中村亮土(サントリー)が逆転のトライ。その後、同点に追いつかれたが、31分に途中出場のFWテビタ・タタフ(サントリー)が決勝トライを挙げた。

日本代表は26日にスコットランドで、4年に1度結成される全英&アイルランド代表ライオンズとのテストマッチに臨む。7月3日には敵地で強豪アイルランド戦を予定。リーチは「素晴らしい経験ができたので、反省して、いい準備をしたい。(ライオンズは)北半球のベストのチーム。いい準備をして、皆さんにいい知らせをできるように、勝ちにいきたいと思います」と誓った。収穫と課題を大切な欧州遠征に生かす。