東京オリンピック(五輪)個人総合金メダルで、10月開幕の世界選手権代表が決定している橋本大輝(20=順大)が2連覇を達成した。調子が上がらず、あん馬で1回、鉄棒で2回落下した。この日だけの6種目合計点で言えば、83.532点で12位だ。それでも全日本総合1位の持ち点を加えて合計257.793点で優勝した。

大会前の会見で、「ひざ以外の関節が全て痛い」と、筋肉痛を訴えた。今大会の前の週が好調で、「1週間、ピークを間違えた」。その中での失敗に、「全く満足してない。勝ち取ったより、逃げた感じ」と、表情は浮かない。

あん馬は、転向移動技でE難度のウ・グォニアンで「指がひっかっかってしまった」ことで落下した。最後の鉄棒は、F難度の大技、リューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)を回避。しかし、終盤で、D難度のヤマワキ(伸身コスミック)を「体の反応が遅れた」と落下。同技をやり直したが、また落下した。

あまりの絶不調に、さすがの五輪王者も「昨年から今年にかけて、年齢が1個上がって」と苦笑い。「20歳を超えた瞬間にきつくなりました」と、笑いを誘うしかなかった。それでも、8月の全日本学生(三重・四日市)では新技投入も考えており、「そういう技をチャレンジしていきたい」と前を向いた。