前回王者の戸上隼輔(21=明治大)が2連覇に王手をかけた。

篠塚大登(19=愛知工大)に第1、2ゲーム(G)を奪われながらも粘り、4-3(8-11、6-11、11-3、11-8、11-7、7-11、11-7)で振り切った。午後3時開始予定の決勝では張本智和(19=IMG)と対戦する。

戸上がほえた。ゲームカウント3-3で迎えた最終第7G。1-2と先手を奪われたが逆転し、5-2から相手を前後左右に揺さぶった。激しい打ち合いの末にポイントをたぐり寄せると、両手を上げて喜んだ。

今大会は24年パリ五輪(オリンピック)のシングルス代表選考ポイントが加算される。大会前時点で戸上は4番手。優勝すれば60点、準優勝であれば50点を加えられ、1年後まで続く選考レースにおいても貴重なポイント獲得となる。

◆今大会で加算されるポイント数

1位=60点、2位=50点、3、4位=40点、5~8位=25点、16強=10点、32強=5点

◆大会前の選考ポイント上位8人

〈1位〉張本智和(179点)

〈2位〉篠塚大登(113点)

〈3位〉吉村真晴(95点)

〈4位〉戸上隼輔(90点)

〈5位〉及川瑞基(86・5点)

〈6位〉吉山僚一(66点)

〈7位〉田中佑汰(65点)

〈8位〉横谷晟(60点)