柔道男子90キロ級で2018年世界選手権銅メダルの長沢憲大(30=パーク24)が12日までに自身のインスタグラムで現役引退を発表した。

度重なるけがによる心身の限界を理由に挙げ「日の丸、色んなモノを背負い、戦う事が出来て最高の柔道人生でした」などと思いをつづった。五輪出場の経験はなかった。

神奈川県出身の長沢は岡山・作陽高-東海大で頭角を現し、巧みな組み手技術と内股を軸に活躍。世界選手権は21年にも出場した。今後は所属先のコーチを務めるとし「柔道界に恩返し出来るよう頑張ります」と意気込みを記した。(共同)