国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は16日、ギリシャのオリンピアで行われた採火式でのスピーチで、混乱する世界情勢に言及し「人々は憎しみや武力行使に対してうんざりしている。現在、五輪が唯一、世界中を団結させるものだ」と訴えた。

パリ五輪組織委員会のエスタンゲ会長はセーヌ川で行われる五輪開会式で代替案が取り沙汰される現状を受け「現時点では解決策を見つけられており、自信を持っている」と計画通りの実施を目指すことを強調した。

17日で五輪開幕100日前の節目を迎え、エスタンゲ氏は「全ての準備のために一生懸命に頑張りたい」と語った。