ノルディックスキー複合男子で6大会連続五輪(オリンピック)出場し、今季限りでの現役引退を表明している渡部暁斗(37=北野建設)が17日、現役最後の試合となったワールドカップ(W杯)オスロ大会を終えて、東京・羽田空港に帰国した。

ラストダンスとなった個人戦は38位。「本当に感無量。たくさんの愛と敬意をすごく感じた1日で言葉で表せないぐらいうれしい」と振り返った。

2014年ソチ五輪から22年北京五輪まで3大会連続メダリストとなった37歳のベテランは、2月のミラノ・コルティナ五輪では個人、団体でメダルまで及ばなかった。

最終種目を終えた後には、「最後の花びら1枚が散っていくまで皆さんに見ていただけた」と詩人のようなコメントを残し、SNSなどで注目を浴びた。

その後はフィンランドのラハティで行われたW杯は体調不良で欠場したが、徐々に回復。家族も見守る中、現役最後の舞台で力を振り絞った。

日本複合をけん引してきた第一人者は「本当に幸せな競技人生だった。まずは家族の時間をもっとたくさん楽しんでゆっくり考えたい」と総括した。