テニス界でロンドン五輪金メダリスト同士の異性対決が実現する!?

 男子で世界2位のアンディ・マリー(26=英国)と、女子世界1位のセリーナ・ウィリアムズ(31=米国)の2人が対戦する可能性が出てきた。

 ツイッターで、テニスファンがつぶやいたのが発端だった。「セリーナとマリーが対戦したらどうなる?」。これにマリーが答えた。「彼女は信じられないアスリート。おもしろいかも。会場はラスベガスでどう?」。この提案に、セリーナが「受けて立つわ」と乗った。マリーがサーブを打たず、セリーナはマリー側のコートの両サイドにあるダブルスで使う場所にも打てることなどを条件として提示した。

 過去に3回、異性対決はある。39年にウィンブルドン3冠を達成した男子のリッグス(米国)が55歳になった73年、女子世界NO・1のコート、NO・2のキングと対戦。コートに勝ったが、キングには敗れた。

 その前に、マリーには今大会(ウィンブルドン選手権)で77年ぶりの英国男子の優勝が懸かる。3回戦でロブレドにストレート勝ち。同じ山の最大のライバルとみられたフェデラー、ナダルが敗れており、決勝までは敵が見あたらない。「最初から本当にいいショットが打てた」。初優勝に加え、異性対決にも向け、死角は見あたらない。