3連覇を目指すサントリーが昨季9位のNTTコミュニケーションズを20-18で下し、開幕2連勝とした。前半3分、11分にSO田村煕(24)がPGを決めてリード。敵陣深くに攻め込んだ13分には日本代表SH流大(26)のパスを受けたルーキーCTB梶村祐介(22)がTL初トライを奪い、13-0と点差を広げた。

だが、その後1トライ1PGを返され、13-8で折り返すと、後半に入っても、先にPGで得点を許す苦しい展開となった。

それでも、同17分に敵陣深くでのスクラムから展開し、梶村が左中間にトライ。終盤に1トライを返されたが、粘り強い防御でしのぎ、どうにか接戦をものにした。

流は「良かったのは勝てたことだけで、メンタル面で隙を与えていた。このレベルではチャンピオンにはなれない」と反省しきり。

チームの修正点を聞かれた沢木啓介監督は「不満なのは、我慢強さと、(プレーが)雑。危機感を感じないと隙が出るのはチームの弱さ。自分たちがどうなりたいのかをもう1度考えないといけない」と厳しかった。