参戦4年目の日本チーム、サンウルブズはニュージーランド・カンファレンス2位の強豪ハリケーンズ(ニュージーランド)に23-29で敗れ、今季7敗目(2勝)を喫した。

前半はWTBマシレワの2トライなどで23-10とリードで折り返すも、後半28分までに3トライを奪われ、逆転を許した。攻守に気迫のこもったプレーを見せたが、金星目前で接戦を落とした。

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サンウルブズは序盤の攻勢で流れに乗った。鋭い防御で相手ボールを奪うと、前半6分にラインアウトからCTBウォーレンボスアヤコが中央を突破し、ここ2試合で5トライと絶好調のWTBマシレワの先制トライを演出。同27分には相手裏へのキックパスに再びマシレワが反応してトライを奪うなど、前半を23-10で折り返した。

だが、後半は相手のキックを活用した攻撃に対応できず3トライを失い、リードを守れなかった。20年シーズンを最後にスーパーラグビーから除外されることが決まって最初の国内試合で、昨季4強の強豪を相手に互角に渡り合うも、金星はならず。ブラウン・ヘッドコーチは「プレッシャーに耐えきれず、勝てるチャンスを生かせなかった。どこが相手でも勝てるプレースタイルはできていると思う」と前を向いた。次戦は26日に東京・秩父宮で、ハイランダーズ(ニュージーランド)と対戦する。