【キャンベラ11日=奥山将志】ラグビー日本代表候補で編成したチーム「ウルフパック」と、スーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」は12日、GIOスタジアムでともに試合を行う。

ブランビーズとの今季第12戦に臨むサンウルブズは、会場で約1時間の最終調整。FBで7試合連続の先発となる山中亮平(30)は「スーパーラグビーの高い強度でもフィジカルで負けていないことは自信になっている。安定したプレーを続けていきたい」と意気込みを語った。

ジョセフ・ヘッドコーチは、9月のW杯を見据え、6月の日本代表合宿(宮崎)を前に「35~40人程度」に絞り込む方針で、現在約60人いる代表候補選手が各ポジションで生き残りをかけた争いを続けている。FBは松島が定位置を確保しているものの、2番手争いは課題。ブランビーズBとの強化試合を行うウルフパックでは、昨秋の英国遠征2試合で故障していた松島の穴を埋めたトゥポウが先発する。CTBが本職の28歳は「緊張しているが、すごく楽しみ。速い展開のラグビーをしていきたい」とアピールを誓った。