静岡市でキャンプ中のラグビーW杯出場国のイタリア代表チームから1日、フッカーのオリビエロ・ファビアーニ(29)とCTBジュリオ・ビゼーニ(27)が駿河区の静岡聖光学院中を訪問し、ラグビーの実演と指導を行った。

前半はラグビー部員を含む3年生72人とグラウンドへ。パスの投げ方や足のどこでボールを蹴るかなど、コツをアドバイス。ファビアーニが長距離のキックを決めると、生徒たちはどよめき、拍手が起きた。

後半は体育館へ移動して1、2年生が合流。剣道部員が3本勝負を披露し、2選手は真剣な打ち合いを興味深げに見入っていた。歓迎された御礼として、サイン入りのイタリア代表ユニホームをプレゼント。「4日の南アフリカ戦(エコパスタジアム)の応援をお願いします。将来、皆さんの中から日本代表選手が出てくれたら、イタリアと戦いましょう」と話し、笑顔で同校を後にした。【倉橋徹也】