ラグビーW杯日本大会で過去最高の8強入りを果たした日本代表が21日、都内で総括の記者会見を行った。前日20日の準々決勝(東京・味の素スタジアム)は、南アフリカに3-26。会見場に入ってきた選手たちは、拍手で出迎えられた。

今季限りの現役引退を表明していたロックのトンプソン・ルーク(38=近鉄)は第一声で「疲れた」と笑わせた。その上で「すごいたくさんのいいゲームができた。チームメートも特別。きつい練習を一緒にして、試合に出て、すごい説明が難しいけれど、仲間。素晴らしい。12年前より、日本代表はすごい人気を上げている。日本代表のプレーのレベルも上がっている。それは素晴らしい結果」と振り返った。

所属先の近鉄で、今季限りはプレーを続ける。「僕の日本代表のキャリアは終わりましたが、本当に楽しかった。でも、まだ近鉄が楽しみです」。4大会連続のW杯で足跡を残した功労者が、桜のジャージーを脱ぐ。