今大会限りで12年間の長期政権を終えるウェールズのウォーレン・ガットランド監督(56)が、優勝を目指す南アフリカへ改善の必要性を訴えた。初の決勝進出へ難敵を追い詰めながら、後半36分に決勝PGを許して敗戦。スーパーラグビー・チーフス(ニュージーランド)のヘッドコーチに就任予定となっている名将の、一問一答は以下の通り。

-今の感情は

ガットランド監督 常にタフでした。接戦になると分かっていたが、非常にきつかった。最後の4~5分で流れが変わった。残念ながらペナルティーがあって、流れがあちらにいった。南アフリカはスクラムも良かったし、ぶつかり合いのところでも強かった。我々も冷静にいきたいと思ったが、いいラグビーはできた。

-南アは優勝できるか

ガットランド監督 (南アは)フィジカルが強いが、イングランドはしっかりとマークする。昨日のイングランドは素晴らしかった。(南アが優勝する)良いチャンスがあるが、プレーは改善する必要がある。シンプルにスクラムを押す。ボックスキック。ポラードもキックを決める力がある。今日の戦術は効果的だったし、決勝に行く資格がある。準決勝の力が、決勝でどのように発揮されるか。来週の試合を楽しみにしている。

-3位決定戦のニュージーランド(NZ)戦で、ウェールズの指揮官としてのキャリアを終える

ガットランド監督 (退任後は)チーフスのコーチになる。(NZ戦は)大きな試合だと思う。そのチャレンジを楽しみにしている。中5日で厳しい体調の選手もいると思う。おそらく向こうも気持ちは傷ついている。3位決定戦でリスペクトしあって、全力を尽くしたい。