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 nikkansports.com > 芸能TOP > インタビュー > 春風亭昇太
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  インタビュー<日曜日のヒーロー>
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 なお、WEB上では、紙面より1週間遅れでの公開となります。
第492回    春風亭昇太  
2005.11.27付紙面より

春風亭昇太
写真=スズメの刺しゅうのスカジャンに花柄シャツ、そしてトレードマークの帽子。「安い服ばっかりなんですよ」とは言うものの、真打ならではの話術はもとより、雰囲気ある着こなしに、ほれぼれとしました。テレビの「笑点」でしか落語に触れたことのない私ですが、そんなおしゃれな師匠の生の寄席に足を運びたくなりました
(撮影・浅見桂子)

落語人

 チケットを5分で完売させる落語家がいる。取れればラッキー。ホールを常に満員にし、新作でも古典でも、客をぐいぐい引き込んで笑わせる春風亭昇太(45)。最近は落語界から飛び出し、舞台にコント、ドラマにラジオと活動の場はとどまるところを知らない。10月からは、深夜ラジオ族の聖地「オールナイトニッポン」のパーソナリティーにもなった。派手で多才な印象ばかりが目立つが、本人は「落語しかできない」。想像以上に落語の人だった。


充実の45歳

 取材はラジオとテレビ出演の合間だった。すっかりマルチ芸人となった、昇太の今そのものだ。前日に飲みすぎたそうで、トマトジュースを注文した。オールナイトニッポンの放送が終わる午前3時すぎからでも、スタッフを連れて飲みに行くという。オールナイトも余裕で滑り出したからなのかと思いきや−。

 「初めのころ、ボロボロだったのね。何で落ち着いてしゃべれないんだろうって。客席の反応を見ながらしゃべるくせが付いてるから、目の前に人がいないとしゃべりづらくて。ラジオは客席を真っ暗にしてしゃべってるようなもんだからね。噺家(はなしか)はみんな、そうされたらつらいと思うんだよね」。

 それでも開始から約2カ月、「相当好きなことやらせてもらってるから、楽しいですよ」。フォークに懐メロ、時には合唱曲まで流す番組を聴けば、満喫していることはうかがえる。

 「懐かしい感じで進めていこうかな、と。懐かしさから泣けたり、笑えたり、思い出して腹立ったり。割と万能でしょ。当面のターゲットはね、30代、40代の『ラジオ深夜便』だから。僕はもともと、昭和40年代のものが好きで、当時の物を集めている部屋もあったりするの。ダイヤル式のテレビ、真空管のステレオ、ちゃぶ台…。落ち着くね、その部屋でヘドバとダビデとか聴いてると。あと、ベッツィ&クリスの『白い色は恋人の色』とか。知らない? これからオールナイトでかけていきますよ。ふははは」。

 03年から春風亭小朝、笑福亭鶴瓶、立川志の輔、林家正蔵、柳家花緑と「六人の会」を結成し落語ブームをけん引したが、本業以外の活躍もめざましい。今年前半は落語を題材にしたドラマ「タイガー&ドラゴン」に出演し、夏には伊東四朗一座の舞台にも立った。しかし、あくまでも軸足は落語と強調する。

 「落語しかできないんですよ。最も得意とする分野が落語ってこと。テレビとかラジオの仕事は、せわしない時代だから、出ておかないと社会があんまり相手にしてくれなくなるでしょ。それで『昇太っていうのが落語やるんだ』と見にきてくれるわけだから。生の舞台は、反応がストレートだから、すごくおもしろいんです。落語をやっていて、無駄な活動は1つもないんです。やれるもんはやるし、やりたいものはやれるように持っていく」。

 03年に亡くなった師匠の故春風亭柳昇さんが弟子に言い続けてきたことでもある。そして柳昇さんの死でその思いを一層強くした。

 「師匠が『とにかく何でもやれ、やってみてだめならやめればいい』と。落語家って、元気でさえあれば、いい年でもできる。でも、それ以外のことは今じゃないとできない。あと15年で60歳でしょう。死んだっておかしくないんだから。元気に動き回れる時間は限りあるんですよ。生きてるうちに楽しむだけ楽しんでおきたいなと。そのへんはちょっと、ラテンアメリカ研究会だったりしてね」。


ラテンノリ

 この「ラテンアメリカ研究会」こそ、落語と出会うきっかけだった。2つ離れた兄が同じ子供部屋で落語を聞いていたそうだが、明確な出会いは東海大時代。ラテンアメリカ研究会に入ろうとしたら部室に人がいなくて、隣の落研に入っちゃった。ネタのような本当の話。

 「落研の部室で先輩たちがくだらないことを言い続けてるのを見て『この人たちの方がラテンじゃん』って思ったの。講義にも行かないで、ニヤニヤしてダジャレみたいなことを言い続けてさ。落語だから落研じゃなくて、部室にいる人たちがおもしろそうだったから落研なんです」。

 そんなラテンのノリで選んだが、職業に決めた理由は思い切りクールだ。

 「お笑いや舞台が好きだったので、コント、役者、落語家の3つが選択肢だったんです。いろいろ考えて、1人で責任を負える落語家がいいだろうと。成功しても失敗しても自分のせい。潔いなと」。

 潔さは、新作落語への思いの深さにも通じる。昨年は昇太や柳家喬太郎ら落語家4人と講談の神田山陽の計5人で、SWA(スワ=創作話芸アソシエーションの略)も作った。

 「落語に出会った時から、完全にオリジナルの話を作る人が素晴らしいって思ってたの。完全に等身大の芸ですよ。それは今でも変わってない。古典やってると楽なんですよ。ほんっとに簡単。だってさ、ネタあるんだから。覚えてやればいいんだから。新作は『作って、覚えて、やる』んだから。労力は古典と比べたら何十倍ですよ」。

 批評家やファンの怒りを買いそうでヒヤヒヤしてしまうが「そういう人は聞きにこないから」と笑った。創作の苦しみを知っているからこその言葉だ。

 「1本書けば分かりますよ、いかに新作が難しいかって。古典と新作やってウケた時の喜びは全然、もうぜんっぜん違いますよ。脳みそジャブジャブ水洗いした感じ。すっごいすがすがしいの。特にネタおろし(初演)の時にウケると、世界の中心はオレだって感じ。『お金くれー!』とか叫びそう。脳みそは今まで4、5回洗ってます。芸人として新しいネタがほしいって当然の欲求でしょ。古典の良さも分かるけど、やる側が昔の人におんぶにだっこでいいと思ってたら、何も前に進まないと思う」。

 新しいファンは着実に増えている。独演会はチケットが取りづらい。お笑いに厳しい大阪でも満員にする。最近の落語ブームにあやかった解説本にもかかわり、取材は何十本も受けた。落語界代表といってもいい存在だ。それでも浮足だった言葉は出てこない。

 「俗にいう昔の落語ファンは僕のこと好きじゃないから、取り込めないんですよ。新しい落語ファンを開拓するしか僕には道がないんです、昔から。今、二つ目の時には見向きもされなかった会から声が掛かってびっくりしますよ。『古典の人を呼んだらいいんじゃないですか』ってちくっと嫌み言ったりするの。こんなとこでストレス解消してどうすんだって思うんですけどね」。


童顔の陰に

春風亭昇太

 童顔だ。「責任ないからね」と笑う。ちょっと高い声で話す時は、口をとがらせたり。子供のように靴を脱いで、いすの上で足を組んだ時に、ボーダー柄の靴下がちらりと見えた。そんな姿は、落語への熱くまっすぐな気持ちそのものなのかもしれない。

 「昔は客席をバカスカ笑わせても、新作では賞も全然くんなかった。芸術祭大賞とか賞もらったのって、ほとんど古典だったの。悔しかったからですよ。新作落語家は古典を不得手としてるなんてことはないって、証明してやれって」。

 また口をとがらせたが、子供のようなしぐさには見えなかった。本当に悔しかったのだろう。

 「今はちょっと落ち着いて落語のことを考えられるようになった。もらう賞も、もうないしね。お金を払って足を運んでくれるお客さんに対する責任は感じるし、お客さんを前にするとガツガツしちゃうんだけど、同業者に認めてもらおうとか全くない。自分の言葉でしゃべるのがずっと目的で、今それができているから、いい感じなんだよね。僕は僕が最も認める落語家です。しゃべるのが本当に楽しい。純粋に楽しいんです。落語を見つけたおれに感謝、ですよ」。

 いつかは師匠の名前、柳昇を継ぐのだろうかとの期待もある。キャリアの割には弟子もいない。

 「弟子は取りますよ、もうそういう年齢だし。あと、名前ね…。弟子は師匠の究極のファンなので、変な人が継ぐんだったら、おれが欲しいって気持ちはあるけど、今継ごうって気にはなれないですよね。実際の話、昇太って名前も、最近ようやく顔と名前が一致するくらいのもん。60や70になって昇太もいいかもしれないし」。

 その時の自分を想像してもらった。

 「もっと落語がうまくなって、今よりキャーキャー言われて、仕事はもっと落語中心になってるはず。ニヤニヤしながら暮らしてます。これって文字にしたら相当感じ悪くない!?」。

 いえいえ、努力と実力に裏打ちされた自信の言葉だからこそ、ストレートに響いてきました。


着物の世界の人じゃないみたい

 伊東四朗一座「喜劇 芸人誕生物語」で共演した俳優三宅裕司(54) 落語芸術協会の理事で45歳なんでしょう。本当は相当の地位の人なんだろうけど、あの軽い芸、えらぶったところが全くない、笑いをやる者にとっては目指すところにいる人です。芝居には性格、人間性が出てますね。自信のなさそうな演技をしたり、目が泳いじゃってたりする時もあるんだけど、出てきた瞬間、何ともいえない温かい、安心感のある雰囲気になるんです。四朗さんとも「芝居の養成所に行った人にあの雰囲気は出せないね」という話になりました。おしゃれだし、着物の世界の人じゃないみたい。


 ◆春風亭昇太(しゅんぷうてい・しょうた) 本名・田ノ下雄二。1959年(昭和34年)12月9日、静岡県清水市(現静岡市)生まれ。中学はブラスバンド部、高校ではソフトボール部。東海大で落語研究会に入り、82年、故春風亭柳昇さんに入門。前座名は昇八。86年二つ目昇進、昇太に改める。92年真打ち昇進。97年浅草芸能大賞新人賞、00年文化庁芸術祭大賞など受賞も多数。トレードマークの帽子とメガネは各20個以上所有。出ばやしは「デイビー・クロケット」。


(取材・小林千穂)

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