熊谷取締役逮捕、堀江前社長ら4人再逮捕
ライブドアグループの証券取引法違反事件で、東京地検特捜部は22日、同社の04年9月期決算などを粉飾したとして、同法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、前社長堀江貴文容疑者(33)ら4人を再逮捕、代表取締役熊谷史人容疑者(28)を新たに逮捕した。
ライブドア本体の粉飾立件により、同社株の上場廃止は必至となった。さらに熊谷容疑者が取締役を辞任すれば、新たな取締役選任のため20万人以上が対象となる株主総会開催が必要となる。
ほかに再逮捕されたのは、前取締役宮内亮治容疑者(38)、同岡本文人容疑者(38)、ライブドアファイナンス前社長中村長也容疑者(38)。
特捜部のこれまでの調べに対し、堀江容疑者は「粉飾はしていない」と否認しているが、宮内容疑者や熊谷容疑者らは、事実関係や堀江容疑者の了承を受けたことなどを認めている。
調べによると、堀江容疑者らは共謀し、同社の04年9月期決算で、買収手続き中だったロイヤル信販など2社との取引で利益があったように装い、約14億円の経常利益が出たと有価証券報告書にうその記載をした疑いなどが持たれている。
[2006/2/22/19:03]
|