エッチシーンの放送で罰金4億円
米国の放送事業を監督する米連邦通信委員会(FCC)は15日、米CBSテレビが04年12月に放送した番組の中に「わいせつな場面」が含まれていたとして、番組を放送した100以上の系列局などCBS側に総額360万ドル(約4億2000万円)の罰金を科す方針を発表した。AP通信が伝えた。
罰金総額は、わいせつを理由とするものでは過去最大級という。FCCは昨年1年間、放送局に対する罰金命令を出していなかったが、昨年3月に就任したマーティン委員長がメディアに厳しく臨む姿勢を明確にした。
問題とされた番組は、犯罪ドラマ「ウィズアウト・ア・トレース」など。裸のシーンはなかったが、若者が性行為に及ぶ場面などが放送され「FCCの基準の下では許されない」と判断した。
このほかFCCは、04年のスーパーボウルのショーで人気歌手ジャネット・ジャクソンさんの胸が露出した問題でも、CBS側の異議申し立てを退け、あらためて総額55万ドルの罰金支払いを命じた。
[2006/3/16/14:07]
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