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  今、心の診察室では
 

【第8回】

リストラ引き金、自殺未遂も

今、心の診察室では

 バブルがはじけて長い不況トンネルが続く。リストラの嵐が吹き荒れ、失業率は5%台にまで上昇してしまった。さらに社内リストラといわれる「企業内失業者」も加えると失業率はどこまで上がるのか。自殺者も3万人を超える状況が続いている。

 そんな世相を反映して、リストラが引き金となった「リストラうつ病」と診断され、治療を受けている人が多い。オフィス街に近いこともあり、東京の初台関谷クリニック(渋谷区初台)にはその患者が多く受診する。

 「30代、40代が圧倒的に多いです。患者さんの話を聞いていますと、社内リストラのケースが多いと感じます。自分の能力とは全くかけ離れた部署に配置転換。仕事らしい仕事もなく、ただいすを温めるだけ。これがうつ病への原因となるケースが多いのです」と関谷透院長は指摘する。

 まさに、リストラへ向けての計算されたバッシングである。もちろん、自殺未遂者も多い。さらに部下からの“いじめ”といったケースもある。

 アパレルメーカーに勤めるB男さん(48)は不況で業績が上がらないのは分かっていても、つい部下を叱咤(しった)激励してしまう。そのためか部下を居酒屋に誘っても、だれ一人付き合わないし、残業に応じる者もいない。職場で浮き上がってしまった。「B男さんと20代の若い部下たちとでは価値観が全く違うのです。それに気付かない上司がいじめの対象にされてしまうのです」(関谷院長)。

 部下を掌握できない、業績不振の2つが大きなストレスとなってB男さんにのしかかり、睡眠障害、食欲不振、頭痛、肩こりに悩まされるようになった。それに追い打ちをかけるように、会社からの肩たたきが始まり、ついに出社できなくなってしまった。

 「物の考え方をちょっと変えてみると、意外に早く回復します。四角と思っていた物を上からみると円ということもあります。B男さんにはそのように考えてもらい。同僚や部下に接してもらうようにしました」と関谷院長は言う。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

自殺の概要

 02年度の自殺者は3万2143人。98年度に3万人を超えて以来、5年連続で3万人を超えている。原因・動機は(1)健康問題(2)経済・生活問題(3)家庭問題(4)勤務問題の順となっている。
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