日本が決勝進出を決めた。フランスに52-41、英国に48-45で勝って4カ国2回戦総当たりの1次リーグを5勝1敗で終了。同じ5勝1敗で、25日の第1戦で50-51で敗れていた英国と27日の決勝で“決着戦”を迎えることになった。3位決定戦ではフランス(2勝4敗)とスウェーデン(6敗)が対戦する。

 リオデジャネイロ・パラリンピックで銅メダルを獲得した日本は、昨年2月に就任した米国人のケビン・オアー監督(49)の下、20年東京での金メダルを目指して強化中。今年の目標は8月にオーストラリアで開催される世界選手権で、世界トップクラスの得点力を誇る池崎大輔(40)池透暢(37)島川慎一(43)の3人と他の選手とのライン(組み合わせ)のバリエーションをテスト中だ。

 池崎は「チームはよくなっている。決勝は自分たちのスタイルでプレーするだけ。相手に研究されているのは分かっているが、これまでやってきたことをやるだけです」と日本のラグビーで優勝をつかみ取る覚悟。池も「決勝で一番いいゲームをしなければ意味がない。ミスも減ってきたし、勝ちを重ねていくことが自信になる」とチーム力に手応えを感じながら決意を明かした。

 日本の1次リーグ戦績は以下の通り。

 ▽24日 ○57-29スウェーデン、○47-45フランス

 ▽25日 ●50-51英国、○59-29スウェーデン

 ▽26日 ○52-41フランス、○48-45英国