パラリンピックで正式競技入りを目指す車椅子ソフトボールの国際大会が6日、東京臨海広域防災公園特設会場で開幕した。

「中外製薬2018東京国際車椅子ソフトボール大会」と銘打たれ、昨年に続いて2度目の開催。今年は日本代表、米国代表を含む13チームが参加し、7日までの2日間に渡って、熱い戦いが繰り広げられる。

初日は元AKB48の倉持明日香(29)が始球式を務めた。小学生時代に体験して以来という車椅子に乗り、華麗な下手投げを披露。「車椅子ソフトボールは初めての経験でしたが、すごく楽しかったです」とさわやかな笑顔を見せ、大会に彩りを添えた。

この日は、4つのグループに分かれてリーグ戦を実施。始球式後には日本代表と米国代表が対戦するなど熱戦が繰り広げられた。

会場では、車椅子ソフトボールの体験会も実施。子どもから大人までノック、キャッチボールなどを楽しんだ。今大会にボランティアスタッフとして参加していた日体大ソフトボール部の浦山葉月さんは「体験会には障害が重度の方も参加されていたけど、楽しそうな笑顔を見られたのが良かったです」と、話した。東京都大学ソフトボール連盟に所属するチームからは、日体大、東京女子体育大、日本女子体育大の学生が運営をサポートした。

7日は初日の結果をもとに、ディビジョン1~3に分かれてトーナメント戦を行う予定。今年は、どのチームが頂点に立つのか、注目だ。

■参加チーム

東京レジェンドフェローズ、横浜ガルズ、埼玉A.S.ライオンズ、群馬シャドウクレインズ、上智ホイールイーグルス、東海ユナイテッドドラゴンズ、関西アンバランス、広島サリーレ、北九州シルバーウイングス、立教セントポール・リバティーズ、北海道ブレイブファイターズ、日本代表、米国代表