男子65キロ級の奥山一輝(23=サイデン化学)が145キロで3位に入った。1回目の試技で同重量に成功後、自らの日本記録を1キロ上回る152キロに挑んだが、2回続けて失敗した。

同59キロ級の光瀬智洋(28=アソウ・アルファ)は140キロで5位、戸田雄也(38=北海道庁)は137キロで6位だった。同72キロ級の樋口健太郎(48)は3回の試技に失敗し、記録なしに終わった。

女子67キロ級の森崎可林(18)は63キロで7位だった。

今大会は東京パラリンピック出場資格を争う世界ランキング対象大会だが、この日、代表内定に近づく記録を残した選手はいなかった。

◆パラ・パワーリフティング 下肢障がい、低身長の選手が対象で、台上にあおむけになった状態でバーベルを押し上げて重量を競うベンチプレス競技。東京パラでは男女各10階級が行われる。出場標準記録突破、国際パラリンピック委員会指定の国際大会出場、出場資格を争う世界ランキング8位以内の条件を満たした男女160人に加え、推薦選手20人の計180人が出場予定。