【この7月に支配下になれなかった選手たち】やはりこの人に触れないわけには…

8月1日。プロ野球の多くの育成選手たちにズシッと来る日。7月31日が支配下登録の期限で、それを逃すとシーズン中の〝昇格〟はありません。西武でも23人が育成選手のまま秋を迎え、契約更新の保証はありません。4人の若獅子の思いを尋ねましたが、やはりこの人に触れないわけには。森脇亮介投手(33)の登板後を待ちました。

プロ野球

◆森脇亮介(もりわき・りょうすけ)1992年(平4)7月13日、京都府生まれ。塔南、日大、セガサミーを経て、18年ドラフト6位で西武入り。19年5月6日楽天戦でプロ初登板。20年から3年連続40試合以上登板。20年10~11月にリーグ5位タイの13試合連続HPをマーク。23年8月に右上腕動脈閉鎖症の手術。同年オフに育成選手となり、24年7月に実戦復帰を果たした。23年まで通算195試合、15勝5敗、53ホールド、6セーブ、防御率2・71。175センチ、70キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2000万円。

24年11月、契約更改後に「捲土重来」と書いた色紙を手に会見

24年11月、契約更改後に「捲土重来」と書いた色紙を手に会見

昨秋の更改直後「来年ダメなら、ひと区切りに…」

秋の契約更改を経て、プロ野球選手は次年度の選手契約を球団と締結する。

多くの球団では更改直後に会見が行われ、1年間の総括や翌年への思いなどを口にする。

メディアを通じて「意気込み」を広く示すには、絶好の機会となる。

私はその場にいなかったが当時の日刊スポーツ記者の取材メモを参照すると、森脇は昨年の席上、こう言っていたようだ。

記者球団からはどんな話がありましたか?

森脇来年が勝負の年だと。なんとしてでも支配下に戻って頑張ってと。

記者その言葉を受けてどう感じますか?

森脇来年ダメなら、ひと区切りに近い状態になるんじゃないかなって思うので。なんとかラスト1年にならないように。捲土(けんど)重来じゃないですけど、また活躍できるように頑張りたいです。

8月20日、3軍創価大戦で登板

8月20日、3軍創価大戦で登板

8月20日時点で3軍24試合登板 最速146キロ

好きだから野球をやる。誰だって内心はきっと「その日」が怖い。森脇も言葉尻や行間に、そんな思いをにじませている。

けれども、言葉は意図に反してどうしても独り歩きしてしまうものだ。

森脇は今年ダメなら―。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。