【中川純・方艇式】

 準優を唯一逃げ切った松村を、勢いに乗ってきた地元勢がどう攻略するか。松村は出足強力で、スタートも決まっている。だが準優の1Mは太田の差しが届きかけていた。出足の良さでかわしたが優勝戦ではどうか。それにポールポジションの緊張もあり対抗まで。

 本命は2号艇・斉藤。ターン回りは十分上位で、出足は松村にもそう見劣りしない。東京勢は17日からの尼崎SGクラシックに出場がない。平和島で開催される来年、それは許されない。斉藤が地元平和島G1初優勝へ、差しを決める。3番手は11年当地周年以来のG1タイトルを狙う中野。バランスの取れた足で自在戦を挑む。外枠勢では地元・石渡の意地のまくり差しに期待したい。