山田祐也(28=徳島)が豪快なイン逃げで今年3回目の優勝を決めた。通算では5回目。2着は白神優、3着は磯部誠が入った。

 準優12R終了後に「スタートさえしっかり行けば、負けることはないです」と言い切ったが、その通りの展開になった。インからコンマ10のトップスタートを決めると一目散に1M先マイ。他艇はどうすることもできなかった。機力も万全の状態で「エンジンが出ていた村上(遼)さんにも、そこまで伸びられる感じはなかったし、調整はしっかり合ってました」と会心の勝利に表情がほころんだ。

 30日間のフライング休みが明けてから鳴門、浜名湖と連続優勝。「うまくいき過ぎですよ」と謙遜するが、視線は先を見据えている。「2節後に地元の鳴門周年があるので、そこで結果を出せるよう、強気にいきたいと思います」。昨年の最優秀新人がさらなる飛躍を誓った。【工藤浩伸】