12R優勝戦は、劇的な幕切れだった。地元の鈴谷一平(29=兵庫)が、4カドから内の艇を一網打尽。今年2度目、尼崎も2度目、通算4度目の優勝を飾った。

進入はスタート展示通りの3対3。鈴谷は4カドからコンマ16のタイミング。そこからぐいぐい伸びて、1Mはイン井上一輝(29=大阪)がハンドルを切り直す瞬間を見逃さず、一気にねじ伏せた。井上は立て直したが、無念の2着。3番手争いは3艇が競り合、前原大道(26=岡山)が2周1Mで巧みに舟を運び3着となった。

鈴谷は開口一番「最高ですね、最高!」と満面の笑みを浮かべた。相棒の57号機は万全の仕上がりだった。「前検タイムが出ていて、手応えが良かった。予選トップを狙いましたが、(4位)そのあたりが未熟ですね。優勝戦は伸び一本と決めていました。展示タイムが出ていなかったけど、完璧な仕上がりでした。レースもイメージ通りで100点満点です」と、してやったりの表情を見せた。

次節は、9~14日まで徳山ルーキーシリーズに出場予定。11月は徳山、12月は芦屋とG1戦も控えている。前節の9月下関プレミアムG1ヤングダービーでは予選落ち。悔しい思いをした。「同期の入海馨選手が頑張っていて刺激を受けました。G1戦は楽しみですね。自分も大きな舞台で着実に力をつけていきたいです」と、きっぱり。ここから全国区に名前を大いに売り出す。