◆オールスター・アラカルト(4)

 前回に続き、決勝のレース傾向を過去10回のデータから分析した。

 ▼近年まくり優勢 決まり手は1着が逃げ2回、差し3回、まくり5回。差した選手3人は、いずれも最終ホームを番手で通過していた。つまり先手ライン、まくったラインは互角の争い。ただ、まくりが最近3年連続で決まっている。2着は逃げ、差し1回ずつ、マーク(同じラインの選手でワンツー)8回。筋違いの決着は望みづらい。

 ▼4番車が狙い目 車番別の成績を見ると、一般的には軽視されがちな4番車が、トップの3勝を挙げている。車券に貢献すること6回を数え、14年まで4年連続(2勝、2着1回、3着1回)と勢いがあった。5番車と7番車は2勝する一方で2、3着が少なく、一発屋のムードを漂わす。逆に3番車は0勝、2着1回とはいえ3着5回が光り、3連単のヒモ狙いに最適。1番車と2番車の苦戦も目立ち、8番車には全く出番がない。