KEIRINグランプリ2016シリーズ(28~30日、東京・立川競輪場)の前夜祭が21日、都内のホテルで開催され、ガールズグランプリ(28日)7選手が記者会見を行った。

 初出場となる高木真備(22=東京)は、ピンクの晴れ着で登場。前夜祭に集まった大勢のファンから「マキビー」と、大歓声を浴びた。「着物を着るのはこれが2回目です。成人式には出られなかったので、正式に着るのはこれが初めてです」と、大舞台でのお披露目に満面の笑みを浮かべた。

 1歩ずつ、成長してきたことを証明するための舞台だ。高木は「このグランプリを目標に、今まで頑張ってきました」と、感慨深そうに語った。今年の松戸ガールズケイリンコレクションで初のガールズタイトルを獲得。デビューした14年、わずか12勝で終わった彼女が、先行という戦法に磨きをかけて今年は自己最多の65勝をマーク。選考期間での賞金ランク1位として堂々たる出場を果たした。

 「初めてのグランプリなので悔いがないように走りたい」と意気込んだ。現在、通算勝利数は99。GPでの100勝へ、お膳立ては整った。【山本幸史】