KEIRINグランプリに出場する平原康多と武田豊樹は、公開練習でバンクコンディション、体の状態や感覚をチェックして、決戦への準備をすべて整えた。

 「やれることはすべてやった」と平原が言えば、武田も「体調は崩していないし、GPの雰囲気になってきた」と笑みをのぞかせた。

 一発勝負の舞台も平原が7度目、武田は8度目と経験値がある。一昨年は平原が逃げて、武田がGP初制覇と頂点をつかんだ実績がある。高ぶるものはあっても気負い、迷い、不安もない。初戴冠の平原か、2度目の武田か。ゴール前勝負を演じるだけだ。