渡辺雄太(22=静岡)が後方からのイン強襲で勝利を挙げ、若手レーサーの頂点に立った。

 周回中は小笹隼人、畑段嵐士、取鳥雄吾、鈴木竜士、新山響平、野口大誠、吉田拓矢、渡辺、神田龍の並び。打鐘前から新山が踏み上げ、合わせて取鳥が仕掛けて鈴木が追走した。これを小笹が前受けして、先行態勢の取鳥に鈴木、小笹、畑段、吉田、渡辺の順。最終ホーム手前で畑段が、外に並んできた新山を張ると新山は落車した。

 主導権を取った取鳥は、バックから鈴木に番手まくりを打たれて後退。鈴木に続いた小笹が追い込んだが、2センターで空いたインを渡辺が突き、直線も鋭く伸びて1着ゴールを駆け抜けた。

 小笹が2着、鈴木が3着。新山とともに人気を集めた吉田は4着に敗れ、2車単(2)(6)2万7910円、3連単(2)(6)(7)40万6260円の大波乱となった。

 ◆渡辺のコメント うれしいです。(全員単騎の戦いは)やりやすかった。最後の内は狙っていました。107期と109期に強い選手がいて、焦る気持ちはありましたが、勝てて良かった。来年は(KEIRIN)グランプリに出られるように頑張ります。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)