村上博幸(40=京都)が、寛仁親王牌Vから中2日で京王閣に登場する。「ここを休むと間が空いてしまうし、練習の感じと違って走らないとわからないこともある。今年はチャレンジしていく」と熱く語った。5年ぶりのG1優勝後も気の緩みはなさそうだ。

特に練習量を増やしたことも転機になった。「パワーとスピードだけを追い求めると練習量が落ちるんですよね。自分は体も小さいし量と時間をかけつつ、レースで確かめないと」。努力の末につかんだ優勝だ。

ただ、勝利の味に浸る間もなく、最後は「さすがに強行日程でしんどいですけどね」と苦笑い。初日特選は山田久徳の番手でG1を制した差し足を披露する。