富山G3が始まった。地元地区の選手が頑張って、弱小中部軍団の意地を見せて欲しい。小田原G3決勝当日、深谷知広がトークショーに現れた。彼が南関に移籍して以来、中部の衰退が激しい。逆に、移籍先の南関は決勝に7車乗るほど層が厚くなった。深谷のトークショーがあったので「中部に戻ってこんの?」と聞くと「南関は平和だから戻らない」と言う。深谷の尻に蹴りを入れてやった。
各地区にも軸となる自力選手がいて、周りが刺激されて成長する。その存在が北日本では新山響平だ。先日のオールスター決勝も、優勝は古性優作だったが、レースの中心は新山だった。窓場千加頼は北日本分断か中団を狙い、松井宏佑や真杉匠は、窓場が混戦を作ると期待してまくる作戦だった。窓場はまくったので強かった。差した古性はもっと強かったという結果になった。それでも新山の評価は変わらない。G1の決勝もさることながら、準決で犬伏湧也や深谷を完封したことも決勝に生きた。
G1の準決で後ろ攻めの先行逃げ切り。私は逃げてG1の決勝に乗ったことがないので偉そうなことは言えないが、それがどれほどすごいことなのか分かる。
彼が2周先行を確立して、競走レベルはさらに上がったように感じる。突っ張り先行が戦法として確立し、残り2周(400バンクの場合)で誘導員を切るルールが追いつかなくなった。新山の2周先行は、戦法面での「コロンブスの卵」と言える。若手がこれからどう超えるかも楽しみだ。
(日刊スポーツ評論家)
※12Rのヤマコウ印は実子拳矢が出走しているためありません。























