昨年の東京五輪自転車競技代表の脇本雄太(32=福井)が、10日から開催される奈良G3で戦線復帰する。

脇本は五輪終了後、8月G1オールスターで決勝2着、9月向日町G3で完全優勝して順調な走りを見せていた。しかし、9月G2共同通信社杯の直前に重度の腰痛を発症して欠場。10月久留米G3も2日目から戦列を離れていた。

複数の医師の診断を受けた結果、体内深部の疲労骨折が判明。自然治癒を待つため「私生活には問題ないけれど自転車は乗れない」と長期欠場していた。

奈良での復帰を前に1月31日に自らのツイッターで「あと10日ほどで復帰します」、今月6日には「練習頑張った」とメッセージした。

なお、長期欠場で競走得点がゼロになるため、今開催は予選スタートとなる。

20日から行われるG1全日本選抜(取手)も、共同通信社杯直前欠場などの理由で選出されていない。