GPを制した古性が殊勲賞に決まった。振り返ってみれば、昨年の古性は2月のあっせんが止まっていた。その期間、計画的にトレーニングができていたことが、オールスターやGP優勝につながった。一気に成績が良くなった要因であることは間違いない。つまり、本当に強くなるためには、それなりの練習期間が必要ということだ。

常日ごろから感じるが、今の選手はレースを走り過ぎている。1走の賞金が高ければ無理して走ることもないはず。選手が力のこもった好レースをするためにも、練習は不可欠。いいレースをして、売り上げが上がって、賞金が上がるという好循環こそが、プロスポーツの理想だ。選手諸君には「もっと練習せい」と言いたい(笑い)。

 最後に、来年から選考には失格を考慮したい。勝率など成績だけでなく表彰に値するかも見ていきたい。(日刊スポーツ評論家)