プレミアムG1第23回マスターズチャンピオンが、19日に福井・三国ボートで開幕する。開幕直前コラムの第1回は、10年以上のブランクを経てG1に復帰する花田和明(52=愛知)を紹介する。選手生命すら危ぶまれる大ケガを克服、まさに不死鳥とも言える男は大会を心待ちにしている。

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花田は昨年9月、平和島のG3マスターズリーグで優勝、今大会の出場権をゲットした。優勝戦はコンマ01のスタートを決め、鮮やかに差し切った。花田本来のスタート力、俊敏さばきがさく裂した。「うれしい、これでマスターズチャンピオンに出られる。目立つことは大好き」と満面の笑みだった。

記念レースの常連だった花田は12年11月、レース中の事故で右手に大ケガを負った。7度にも及ぶ手術、レーサーとしてハンドルを握るための厳しいリハビリ。2年近い休みを余儀なくされた。実戦復帰してからは「もう1度、G1に出たい」という気持ちを強く持って、レースに臨んできた。そして今大会を迎える。レーサーを目指すきっかけをくれた服部幸男、「もう1回、一緒に走ろう」と励ましてくれた松井繁…「2人と一緒に走りたい。一緒のレースになったら感激です」。万感の思いを胸に、約10年5カ月ぶりのG1舞台に立つ。【中川純】

※明日は注目選手・下