深川真二(48=佐賀)が堂々と逃げた。今年5度目、通算106度目、G1は通算5度目、当地周年は初優勝を飾った。2着は瓜生正義、3着は馬場貴也。

12R優勝戦は、枠なりの3対3。コンマ05のトップスタートから先マイを決めると、後続を突き放した。相棒の11号機は、8月一般戦で乗っていた(優出3着)。「調整に苦労して嫌だったが、序盤からいい感じで直っていた。(最終日の)朝もペラをたたいて合わせられて、試運転でも『これは出よる』と思った」と納得の表情を見せた。

びわこは18年2月以来、3度目の優勝。「うねりは好きではない。今回は向かい風で、水面が味方してくれた」と湖面に感謝した。昨年優勝の峰竜太から、佐賀支部が連続V。「来年は(上野)真之介ですね」と後輩にはっぱをかけた。

獲得賞金は4500万円を超えて、賞金ランキングは30位までジャンプアップ。今後の戦いが楽しみだ。次節は14日からの大村一般戦、その後は常滑SGダービー(25日~)が控える。「1つ1つ、こつこつといきます」と前を向いた。