定松勇樹(21=佐賀)が1Rで逃げ、G1初勝利を挙げた。

5R終了後、九州地区の選手を中心に水面に投げ込まれる水神祭で祝福された。

定松は「G1初勝利の感想ですか? 素直にうれしいです。今節、最低限の目標には挙げてきたので。節間、含めていいレースができてなかったので、不安の方が大きかったですね。フライングの事故とかが多くて、自分の中では(G1初勝利までは)遅かった。もう少し早く行きたかった、というのはあります。この先の目標ですか? 目標としているのは、SGだったりもっと上の舞台なので、常に活躍できる選手を目指しているので。うれしいですけど、この1勝は通過点だと思うので、これから結果を残して、もっといいレースをできるような努力をして、力をつけていきたいな、と思います」と感想を述べた。

G1初出場で、自身の中でいろいろ足りない部分も見えたそうだ。「初G1を走ってみて、スタートだったり、調整力だったり、道中だったり、江戸川だったら走り方だったり、そういうのを早く見つけることが、大事だなと思いました。G1を走ることで得るものは大きいので、何か得て帰りたいな、というのはあります。今節得られたものですか? スタートとか、その大切さというか、やっぱり今のままではまだまだ足りないので。スタート、道中、調整力だったり、どれだけ自分に足りないかを確かめられました。それが収穫ですね。チャンスがいただければ、チャンスをつかんでこそ、先があると思うので…」。

伸び盛りな佐賀支部の新鋭は、先を見据える言葉を多く、口にした。