椎名豊(35=群馬)に絶好のチャンスが巡ってきた。

準優9Rは逃げて完勝した。この時点では節一パワーを誇る小池修平の存在が大きかった。「打倒修平!」と意気込んでいたが、続く10Rで土屋智則が3着、11Rでは小池が6着と1枠勢がともに敗れ、予選3位だった椎名に優勝戦1枠が転がり込んだ。

「足はずっと変わっていなくて、いい足だと思います。行き足を中心にしっかりまとまっている感じ。ペラは、前回優勝した時(2月)とほとんど同じ形。ベースはこのままいくだけ」。地元連続優勝へ、照準をぴたりと合わせた。