やっと念願の目標をかなえた。平田忠則(49=福岡)が、インからきっちりと逃げ、史上39人目の全24場制覇を達成した。昨年2月の芦屋以来、通算84度目の優勝を偉業で飾った。2着は吉川貴仁、3着は追い上げた桜本あゆみが入った。
ぎりぎりの決断が実った。「正直、足に自信はない」。今節、優勝戦1枠を取ったものの、強調足はなし。最終日もそれは同じ。何度も試運転を繰り返した。「最後のワンパンチが良かったかな」。行き足鋭い桜本、伸びる吉川らとの差を少し縮め、スタートに集中。優勝戦で今期2本目のフライングを切れば、事故点が、さらに50点も加算。「人生をかけました」。その重圧と闘いながらもコンマ12のスタートを踏み込み、巧みに吉川の攻めを封じた。
最終コーナーを回ると何度も頭を下げ、ゴール時には2度、ガッツポーズ。「G1を優勝したくらいうれしい。長かった…。本当にすごくうれしい」と胸をなで下ろした。17年11月の常滑優勝で、全場制覇へ王手をかけてから8年2カ月。以来、戸田を13節走り、7回目の優出で偉業にたどり着いた。
次走は1月30日からの九州地区選(からつ)に出走予定。「ペラを教えてもらっている中辻(崇人)さんもG1、SGに復帰されると思う。何とか追いつけるように、付いていけるようにしたい」。にこにこ笑顔の中にも、高みを目指す闘志をにじませた。





















