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最後の大物ダークがブエナ超える/天皇賞

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最強4歳世代の遅れてきた大物ダークシャドウとベリー騎手
最強4歳世代の遅れてきた大物ダークシャドウとベリー騎手

<女帝・和田美保のコレくる!:天皇賞・秋>

 天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、30日=東京)で新星が誕生する。和田美保「コレくる」は、最強4歳世代の遅れてきた大物ダークシャドウに期待した。3歳の4月デビューでクラシックには間に合わなかったが、体質強化に取り組んだ結果、G1級の素質が開花した。ブエナビスタ、エイシンフラッシュなど強敵は多いが、5戦5勝の東京で頂点に立つ。

 18頭中、国内外でG1を勝った馬が7頭そろった。そのうち、4歳馬はダービー馬をはじめとする3頭が名を連ねた。07年に生まれた現4歳世代は、日本調教馬として今年、初めてドバイワールドCを勝ったヴィクトワールピサなどを輩出し「最強世代」との呼び声が高い。その強い世代の中で、同等、いや、それ以上のポテンシャルを持った大物がいる。それが、ダークシャドウだ。

 昨年の4月24日、東京競馬6R(未勝利戦)を見た時の衝撃は今も忘れない。1頭だけ4馬身出遅れ。馬群から大きく取り残されたその馬は直線だけで8頭を抜き去った。ムチを入れられ、びっくりしたように動きだすと、いとも簡単に上がり最速の3ハロン33秒5をマーク。それがダークだった。以降、東京は負けなしの5戦5勝。前走の毎日王冠では32秒7という究極ともいえる末脚を使った。G1初出走でも勝負できるだけの決め手がこの馬にはある。

 大舞台で通用する確信を得たのは、3走前の大阪杯だ。後に春の天皇賞を勝ったヒルノダムールに鼻差2着まで迫った。同世代のダービー馬エイシンフラッシュを競り落とし、ゴールがあと10メートル先だったら、差し切ったかもしれない。それほど強烈な末脚だった。しかも、走破時計は1分57秒8のレコード。一線級がそろったレベルの高いG2であれだけ走れたのが通用する何よりの証拠。G1初出走だからといって疑ってかかる方がナンセンスだ。

 末脚勝負の馬だが自在性もある。土曜日から芝はBコースを使用。先週までのAコースから3メートル外に内柵が設置され、馬場の内を通った馬たちが粘る場面も見られた。前走のような後方待機策では届かないと思われるだろうが、心配はいらない。2走前のエプソムCでは、スタートを意識的に出して、好位を取りに行っている。18頭中5番手から進んで圧勝。折り合いの心配がないことは既に証明している。これなら、周囲の出方を見ながら自在にポジションを決められる。流れが速くなろうが、スローになろうが展開に左右されることはない。東京芝2000メートルで4枠7番という真ん中より内めの好枠を引けたのもこの馬が持った運だ。

 体質の弱さがあり、4歳ながら今回がまだ10戦目。新馬戦に間に合わず、クラシックにも出られなかったが、陣営は能力を信じて焦らずやってきた。無理をせず、大事に使ってきた結果が、4歳秋の本格化につながった。昨年受けたあの衝撃が、天皇賞・秋という大舞台でのタイトル奪取につながると信じる。

 馬連(7)-(5)(4)(11)(18)(12)(8)(13)。

 3連単2頭軸マルチ(5)-(7)-(4)(8)(11)(12)(13)(18)。

 [2011年10月30日8時58分 紙面から]




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