浦和レッズDF西大伍(33)が、移籍後初ゴールを挙げた。
前半3分、DF山中の左からの浮き球のパスにペナルティーエリア内へ勢いよく走り込み、右足ダイレクトで合わせた。これでJ1通算337試合で16得点。所属した札幌、新潟、鹿島、神戸に続いてJ1の5クラブで得点を記録したことになる。
J1通算152ゴールのブラジル人FWマルキーニョスが歴代最多6クラブ(東京V、横浜、市原=現千葉、清水、鹿島、神戸)で得点をマークしているが、日本選手で5クラブ弾は史上10人目の最多タイ記録。DF登録選手では土屋征夫に次いで2人目となった。
元日本代表の西は所属した各クラブ、複数の監督の下でプレーしながら常に右サイドバックの主力として活躍。33歳の実力者は今季加入の浦和でも攻守両面で安定したプレーを見せている。
Jリーグにおいて、昨季限りで現役を引退したMF中村憲剛(川崎F)やGK曽ケ端準(鹿島)のような「ワン・クラブ・マン」は少数派だが、西のようにJ1で所属チームを変えながらも目に見える結果を残し続けるDFもまた限られる。
日本選手のJ1在籍5クラブ弾は以下の通り。
▼MF藤本主税(計44点)
広島20、大宮15、福岡6、名古屋2、神戸1
▼MF平野孝(計54点)
名古屋43、東京V8、大宮1、神戸1、京都1
▼DF土屋征夫(計15点)
神戸9、柏2、甲府2、大宮1、東京V1
▼FW阿部吉朗(計36点)
東京15、湘南9、松本5、甲府4、磐田3
▼MF家長昭博(計57点)
川崎F25、大宮17、G大阪10、C大阪4、大分1
▼FW大久保嘉人(計190点)
川崎F84、神戸50、C大阪44、東京8、磐田4
▼FW李忠成(計71点)
広島26、浦和24、柏16、東京4、横浜1
▼MF長谷川アーリアジャスール(計17点)
東京8、横浜4、名古屋3、C大阪1、湘南1
▼FW長沢駿(計45点)
G大阪22、仙台16、清水5、神戸1、大分1
▼DF西大伍(計16点)
鹿島10、札幌3、新潟1、神戸1、浦和1