鹿島アントラーズのMF土居聖真(30)が「好記録連発」だ。29日のG大阪戦(カシマ)。後半25分に途中出場すると、41、42分と立て続けにゴールを決めてチームの4-0の大勝に貢献した。ホームでの勝利は、リーグ戦では昨年8月14日のアビスパ福岡戦以来。クラブワーストのホーム連続未勝利を7でストップした。

◆11年連続ゴール 土居は13年のJ1初得点から11年連続ゴール。鹿島在籍時に得点を11シーズン以上続けたのは史上4人目。1位はJ1タイ記録でもあるMF小笠原満男の17年連続、MF遠藤康が12年連続、11年連続はMF本山雅志の記録に並びクラブ歴代3位タイとなった。

◆3度目の途中出場2得点 途中出場で複数得点は3-2で逆転勝ちした20年8月29日の柏戦以来、クラブ最多3度目。その勝負強さが際立つ記録だが、川崎FのFW小林悠がJ1歴代最多4度、3度はFW播戸竜二(記録時はG大阪、C大阪)らに並び同2位タイ。

◆カシマ通算28得点 J1通算52得点とし、クラブ歴代6位タイに浮上。本拠地のカシマスタジアムでは通算28得点目となり、こちらはFW興梠慎三(現浦和レッズ)と並びクラブ歴代5位タイに進出した。最多はFW長谷川祥之で54得点。2位がFWマルキーニョスで35得点、MF小笠原満男が33得点、MF野沢拓也が29得点で続く。

鹿島一筋13年目の30歳主将はけがからの復帰初戦で健在ぶりを示す2得点。J1リーグ戦での出場数はクラブ歴代7位タイの304試合になったが、今後も安定感抜群のプレーで鹿島の歴史に名を刻みそうだ。

鹿島対G大阪 後半、ゴールを決める鹿島土居(左)(2023年4月29日撮影)
鹿島対G大阪 後半、ゴールを決める鹿島土居(左)(2023年4月29日撮影)