ベガルタ仙台GKスウォビィクが今季J1のGKセーブ数でリーグ1位に迫る勢いだ。0-0で引き分けた3日のホーム浦和レッズ戦で好守を連発。前半6分にFWユンカーの至近距離からのヘディングをセーブするなど計7本の枠内シュートを防いだ。これで今季の通算セーブ数は57本となり、湘南ベルマーレの東京オリンピック代表GK谷晃生の67本に次いでリーグ2位につける。

今季J1のGKセーブ数5傑
今季J1のGKセーブ数5傑

今季仙台の1試合平均の被シュート数は11・5本。最下位に沈む横浜FCの12・3本に次いでリーグで2番目に多い。だが、横浜FCが51失点している一方で、仙台は34失点。毎試合のように2、3度の決定機を防いでくれる守護神がいなければ、失点はさらに増えているはずだ。

J1残留圏の16位柏レイソルとは勝ち点1差。次節10日はホームのJ1リーグ戦で4勝2分けと1度も負けたことがない北海道コンサドーレ札幌とユアスタで対戦する。相手にシュートを打たせない戦いが理想だが、次こそは守護神の奮起に攻撃陣が応え、勝ち点3を積み上げたい。【石川秀和】