クリーンファイトでクリーンシートだ。

J1アルビレックス新潟は26日のルヴァン杯鹿島戦で、今季公式戦4度目の無警告試合で1-0の完封勝利を収めた。J2時代は18年から5年連続でフェアプレー賞を受賞し、昨季はJ2で唯一の賞金授与対象(250万円)。J1チームとの戦いでも不用意な反則を犯すことなく、フェアプレーで今季2度目の無失点勝利を飾った。

J1新潟の今季公式戦の警告、退場
J1新潟の今季公式戦の警告、退場

前半は攻撃の組み立てがうまくいかず、自陣に閉じ込められた。それでも集中力を切らすことなく、しっかりと相手ボールにアプローチ。前半37分にはDF早川が相手のキーマンであるFW鈴木との1対1でボールを奪い取った。前半のファウル数は2回だけ。6度のCKのピンチはあったが、危険な位置での直接FKは1本も与えなかった。

J2を制した昨季はボール保持率を高めることで守備の機会を減らし、結果として警告数はリーグ最少の34、レッドカードは1枚もなかった。J1ではボール保持率で50%を下回る試合が多くなり、耐える時間も増えたが、この日はほぼノーファウルでボールを奪い返して逆襲。ベストメンバーの鹿島を相手に正々堂々、競り勝った。【石川秀和】

【関連記事】サッカーニュース一覧>>

決勝点を決め右手を突き上げる秋山(左から3人目)をチームメートが祝福
決勝点を決め右手を突き上げる秋山(左から3人目)をチームメートが祝福
試合終了と同時に笑顔の秋山
試合終了と同時に笑顔の秋山
決勝点を決めた秋山
決勝点を決めた秋山
正確なパスでゲームをコントロールする秋山
正確なパスでゲームをコントロールする秋山
前半、鹿島守備陣をかいくぐって左足シュートを放つシマブク(中央)
前半、鹿島守備陣をかいくぐって左足シュートを放つシマブク(中央)
鹿島・鈴木の突破を阻む早川(右)
鹿島・鈴木の突破を阻む早川(右)