Jリーグは26日に理事会を行い、2020年11月の試合で「八百長未遂」があった日本フットボールリーグ(JFL)鈴鹿ポイントゲッターズが停止されている「Jリーグ百年構想クラブ」資格の扱いについて、停止を継続すると発表した。審議を継続し、6月の理事会で資格停止を解除するかが決定される。

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これは立派な八百長だよ。サッカー界では、問題を大きくしたくないから、うまい言葉で逃げているけれど、トップが敗退行為を指示しているわけだからね。Jリーグは罰する立場ではないというし、日本協会は500万円の罰金で済ましているし、八百長が500万円で片付けられる問題なのか。これならパワハラ監督の資格停止処分1年の方がもっと重いんじゃないのか。

外国なら考えられないね。ACミランでさえ下部リーグに降格させられてるんだよ。鈴鹿もJFLじゃなく、地域リーグに降格させるべきだね。それくらい重い罪なのに、たったの500万円で、百年構想クラブは6月までの一時停止で、6月にまた判断するとは、どういうことだ。Jリーグが直接罰する権限がないというなら、百年構想クラブの申請を3年以上できなくすればいいんじゃないか。

今はサッカー人気がどんどん落ちていて、各クラブはスポンサー離れが進み、サッカー少年の数が減り、各クラブも経営難に苦しんでいる。日本代表の視聴率も落ちていて、街を歩いても代表ユニホームを着てる人は見かけなくなった。今回の一件で、さらにサッカーへの信頼度が落ちて、人気も落ちるだろうな。

実際に、相撲や野球で同じことが起きたら、連日ニュース面のトップになるだろう。でも鈴鹿の件はニュースにも出ないし、ワイドショーでもやらない。サッカーを管轄する文部科学省もコメントを出さない。それだけサッカーのステータスが落ちてるということだね。鈴鹿は、カズ(三浦知良)が移籍してちょっと注目されたけれど、もう人々の関心からは消えちゃったね。

これじゃ、八百長に絡む疑惑で日本代表監督を解雇されたアギーレ氏が怒るんじゃないのか。(日刊スポーツ評論家)