20年東京五輪代表の森保一監督(49)の初陣、国際親善大会M-150杯が今日9日にタイ・ブリラムで開幕する。U-20(20歳以下)代表で臨む日本は初戦でU-23タイ代表と対戦。8日に試合会場で行われた公式会見で、指揮官は「東京五輪に向けたスタート」と競争の始まりを告げた。

 最高気温32度、夜は20度を切る寒暖差の中、試合前日にもかかわらず午前、午後とも練習した。広島を3度のJ1優勝に導いた3-6-1システムで紅白戦を行い、初代10番のMF神谷ら先発組とみられる編成も堂々と公開。森保監督は「分析よりも自チームに目を向けたい」と戦術浸透に時間を割き、急きょ、異例の試合当日となる9日午前の練習実施も決めた。MF渡辺が左足首を痛めて離脱した以外は横一線。交代6枠の試合で「多くの選手を試したい」とチャンスを与える。(ブリラム=木下淳)