日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が24日、自宅のあるフランスに向かうため、成田空港に姿をみせた。

 12月は、1日にモスクワでW杯ロシア大会の組み合わせ抽選会に出席。日本に戻ってすぐに国内組で臨んだ東アジアE-1選手権の活動が約2週間続いた。最終戦は隣国の永遠のライバル韓国に1-4で惨敗。初タイトルを逃し、後味の悪い終わり方になった。

 ただ、最大にして最も難しい目標、6大会連続のW杯出場を決めた17年の仕事を納めて、家族の待つフランスへ。仕事の鬼は、クリスマスから年末年始に向け「少し休みたいが、もちろんW杯があるのでしっかり準備しないといけない。相手国の映像はすべて入手した。ゆっくり、注意しながら相手国を分析していこうと思う」と、データとして持ち帰る対戦国の映像分析を続ける。

 ただ、珍しく「多分、山にこもって映像を見ることになるが、少しスキーもしようと思う」とサッカー以外の話題も。

 大柄な65歳は「私はスキーが上手ですよ。上級者コースに行きますから。ただ、1度ひどいけがをしたことがある。肋骨(ろっこつ)を4本折って肺に刺さった」と心配になるような過去も披露? 大事なW杯を控えるサムライ指揮官。雪山でのリフレッシュも必要だが、けががないことを祈るばかりだ。

 1月は休暇を取りながら映像分析を進め、2月は欧州組を訪ね、直接視察を続ける。再来日は3月初旬の予定。「みなさんよいお年を」と話し去っていった。