ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表監督を務めた西野朗氏(63)が14日、東京・日本橋三越で、翌15日からスタートする「第21回三越ワールドウオッチフェア~時の伝道~」開催を記念し、報道陣へのプレビューを兼ねたトークショーを開いた。

 西野氏は、日本代表からの引退を表明したMF本田圭佑(32=メルボルン・ビクトリー)が、オーバーエイジ(OA)枠での2020年東京オリンピック(五輪)出場を目指す考えを明らかにしたことについて「それは本人の意欲を強く感じるし、そういう目標を持つというのは大事なことだと思う」と語った。

 本田は「新しい目標になるんですけど、2年後の東京五輪をOAとして出場することを目指して、ガッツリ自分を鍛え上げ現役を続けようと思います」と宣言した。西野氏はそれを受けて「意思表明してきたという中で、編成の中でも森保は考えていることだと思うし、それを継続して意志は変わらず持って欲しいと思います」と、U-21(21歳以下)日本代表との兼任となった、後任の森保一監督(49)も、しっかりと検討するであろうことを示唆した。【村上幸将】