MF伊東純也(26=ゲンク)がMF堂安、久保ら強者がひしめく右MFで先発出場し3アシストと結果を残した。

今季、ベルギーリーグ2位タイの5アシストと急成長している伊東は、森保監督から「ベルギーでやっていることをそのままやってくれれば」と送り出された。「自分の得意なことを」と意識した通り、縦への突破や攻撃エリアへの進入で右サイドを制圧。前半22分、右からのクロスでMF南野の先制点をアシストすると、右からの多彩なクロスでDF長友、FW永井の得点を演出した。

柏時代は縦のスピードが特長だったが、ベルギーでは味方との連係で攻撃エリアに進入するなど狭いスペースでのプレーに磨きがかかった。本人は「得点を取りたかった」とちょっぴり悔しさを口にしながらも「ベルギーの評価で先発に使ってもらえたと思う」と手応え。激しい定位置争いに「自分も試合に出たいですし、競争が激しいほどチームも強くなる。続けていければ」。日本代表の2列目に新たな武器が頭角を現した。