森保ジャパンの相手は、オーストラリアか韓国か-。どちらが同組になっても厳しい戦いが待ち受ける。2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア最終予選の組み合わせ抽選が7月1日に行われる。

日本は同じ第1ポットの強豪イランと同組にならず、第2ポットのオーストラリアか韓国のいずれかと同組となる。最終予選は9月から来年3月までホームアンドアウェー方式で行われる予定。抽選で、7大会連続のW杯出場を目指す日本の進むべき道が定まる。

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日本が同組になる可能性がある国を紹介する。

<第2ポット>

◆オーストラリア

元J1仙台のアーノルド監督が指揮し、2次予選は日本と同じく8戦全勝通過。得点力ある198センチのDFサウターの高さは要注意。

◆韓国

FW孫興民の国際Aマッチ日本戦の出場は11年1月のアジア杯のみ(無得点)。トットナム移籍後は今回の最終予選が初めてとなる。

<第3ポット>

◆サウジアラビア

白シャツがよく似合うフランス人のルナール監督の下、ポゼッションに磨きをかけ、今年の2次予選は4試合連続3得点以上で完封。

◆UAE

2次予選でチーム最多ゴールのエースFWマブフートは国際Aマッチ通算76得点で、ポルトガル代表FWロナウドに次いで現役2位。

<第4ポット>

◆イラク

スロベニア出身のカタネツ監督が18年からチームを率いる。元日本代表監督のオシム氏の愛弟子で近年のイラクでは珍しい長期政権。

◆中国

国籍変更選手が5人いる多国籍軍。それでも2次予選のチーム最多得点はスペインのエスパニョールでプレーするFW武磊で8得点。

<第5ポット>

◆オマーン

日本の対戦成績は9勝3分け0敗と負けなし。イラン代表などを指揮した経験を持つクロアチア出身のイバンコビッチ監督が率いる。

◆シリア

国内情勢が悪化している中、A組を首位通過。だが、マルル監督は給料を受け取っていないとして同国協会に辞表を提出したという。

<第6ポット>

◆ベトナム

韓国人の朴恒■監督就任後、急速に力をつけ、19年のアジア杯でも日本は大苦戦。VAR判定で獲得したPKで辛くも1-0で勝利。

◆レバノン

最終予選進出国では最下位。ドイツ出身のFWエルヘルウェが2次予選でチーム最多3得点。187センチのエースは両足で器用に狙う。

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◆W杯カタール大会アジア最終予選 2次予選を突破した12チームをランク付けし、6つの「ポット」に分け、抽選で2組に分けて出場権を争う。各組2位までが本大会出場権を獲得し、各組3位同士によるプレーオフの勝者が大陸間プレーオフに進む。

 

※■は緒の日の右上に「、」