サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア戦(10月7日)、オーストラリア戦(同12日、埼玉スタジアム)に臨む日本代表が28日、発表された。森保一監督(52)はオンライン取材に応じ、上位2チームとの対戦に「最大の勝ち点をつかみとれるように全力を尽くす」と意欲を口にした。一問一答は以下の通り。

-ヤマ場の2試合で経験浅い選手を招集するのは勇気がある。経験者を呼ぶ考えはなかったか

森保監督 おっしゃられる通り、経験ある選手をもっと多く招集することも今回のメンバー発表前のスカウティングでもコーチ陣と議論しています。結果的に、経験の浅い選手が多くなっているところがあるかもしれないが、国内、海外のリーグ全体を視察を重ねながら、どういうチーム構成がいいか、どういう選手をピックアップしたらいいか、今の選手の状態、そして今回戦う中でのベスト布陣ということで、考えています。

若い選手が多いということで活動する場合も、より、選手たちには野心を持って、このチームに絶対に自分が残るんだ、この2試合に勝って、自分が存在感を発揮するという部分、ハングリーでアグレッシブな部分を思い切り出してもらいながら、チームのエネルギーにつなげてほしいと思っています。今回のサウジアラビア、オーストラリアは非常に強い相手だというのは重々承知していますし、最終予選を戦う上ではすべてのチームが強豪ですし、既に、我々もオマーンに痛い思いをしているので。どのチームにも絶対に油断してはいけない、我々が全力を出して戦わなければ行けないことには変わりはない。まずはサウジアラビア戦に向けて最善の準備をしたいと思います。

-伊東選手が出場停止。久保選手、古橋選手が呼べない。中国戦でのいい流れを続けたい思いがあった中で、2列目の攻撃陣の考え方は?

森保監督 もちろんケガで久保、出場停止で伊東が試合に出られないところであったり、直近の中国戦からメンバーを変えなければいけない部分は、勝利した後でそのままの流れで行きたいところもありますが、と同時に、毎試合毎試合、次の試合に向けて対戦相手の分析をして、どういうベストな布陣を選んで戦うことに関しては、実際、メンバーが変わっていなくても、そこには変えることも含めてメンバーの構成は常に考えていますので、次のサウジアラビア戦に向けても我々が最大限のメンバーを選んでいきたい。

出場できない選手に関しては、その選手がいない分、オレがやってやろうと思っている、実力がある選手がいますので、サウジ戦に向けて出場する選手たちに勝利に向けて思い切ったプレーを出して欲しいと思っています。ケガ、出場停止、コロナでいろんなアクシデントがある。その中でも、その時出た選手が日本のために走って戦って勝利を目指してもらえればと思っています。