【ドーハ(カタール)2日=磯綾乃】サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会の組み合わせ抽選会が1日、ドーハで行われた。

7大会連続7度目出場の日本はW杯優勝経験のある強豪スペイン、ドイツと同じ1次リーグE組に入った。森保ジャパンは、「死の組」と表現していい、かつてない厳しい組に決まった。

【W杯組み合わせ一覧】森保ジャパンはスペイン、ドイツと同じ“死の組”/抽選会ライブ詳細

残る1チームはコスタリカとニュージーランドの勝者。この2チームは6月の大陸間プレーオフで対戦する。

日本の初戦はドイツで11月23日。続く第2戦は同27日。スペインとの第3戦は12月1日に行われる。

今回は、中東での初開催。暑さを避けるためこれまでの初夏ではなく、11月21日に開幕し、12月18日に決勝を行う。全64試合で、日本では全試合をインターネット放送局のABEMAが無料生中継する。

1次リーグは32チームがAからHまでの8組に分かれて1次リーグを戦い、各組2位までがベスト16による決勝トーナメントに進む。

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抽選会を終えた森保監督は「ワールドカップで優勝経験があるスペインやドイツと一緒にやれる。非常に、我々にとっては世界で戦っていくという意味で、良い相手と戦える」と話した。

かつてない強豪と同じ死の組に入った。日本が過去6大会で届いていないベスト8を目標としているが、かなり厳しい道のりが待つ。それでも「どこが相手でも変わらない」とし、ドイツの印象については「バイエルン・ミュンヘンの選手が中心で、非常に強い」とした。

さらに、スペインについても「世界のトップクラスのリーグがあって、クオリティーが高い選手たちがスペインのサッカーを具現化している。素晴らしいサッカーをしているチーム。対戦するのが非常に楽しみです」と話した。

ドイツもスペインもW杯優勝経験がある。「挑むということは忘れない。これから分析を進めて、相手が上ということではなく、自分たちがしっかり戦えることを見せたい。我々がベスト16の壁を破って、ベスト8に入れるようにやってきた。最高の準備をする」とした。

森保監督は、1993年のW杯米国大会アジア最終予選で、本大会出場を土壇場で逃したドーハの悲劇で選手としてピッチにいた。それだけに、「今回は、監督としてドーハの歓喜に変えたい」と決意を口にした。